見上げると濃紺の空。きらきら光る星を飲み込んで、溶かしてしまいそう。
イントゥーブルー
闇よりも深い空に、は手を伸ばす。寝転がった君には、この空はどんな風に映っているのだろう。
「ー」
「んー…何?翼」
「ぬー…あんま手伸ばしてると溶けちゃうぞ」
「翼こそー」
あはは。
はそう言って笑う。その視線は俺の頭。
「頭は溶けないもーん」
そう言いながらも、ちょっぴり心配になって寝ころがった。ヒカガクテキシコウ。
「なぁーー」
「何ー?」
「このまま溶けちゃわない?」
隣りの横顔を見つめる。
は生返事。…聞いてない?
「なぁーー」
「何ー?空までいける機械でも発明した?」
「…ぬはは。その通り!」
冗談半分に笑う。フッと空を見た。碧くて広い。
「…星、きれーだな」
きらきら。ぴかぴか。
地上の星にはとどかないけど、明るく光る星たち。
眩しいわけでもないのに、目を細めた。
あとがき
地上の星と天の星はどちらが明るいのでしょうか。